「てんかん」救急搬送されたあと。
看護師さんから一通りの説明を受けたあと、救急ブースの隣にある個室に移動してくれました。
当時4歳だった息子くんは、点滴に繋がれた状態です。
搬送されてから1時間30分後くらいから、言葉が少しずつ話せるようになってきました。
のちに本人に聞いたのですが、どうやら話したくても話せなかったとのこと。
てんかんと失語状態の関係はよくわかりませんが、このようなことがあったことは事実です。
そして点滴が終わりに差し掛かった頃。
息子が
「帰りたい」
といって泣き出してしまいました。
いつもと違う状況や点滴など、はじめてのことだらけて不安な気持ちになったんだと思います。
「大丈夫だよ。よくがんばったね!仮面ライダーもきっと褒めてくれるよ」
当時息子が仮面ライダーが大好きだったこともあり、この一言に少し笑顔を見せてくれました。
程なくして点滴がおわり、今日はこのまま帰ってもいいとのことで帰宅。
「また同じような発作がでたらどうしよう・・・」
不安な気持ちもありましたが息子も家に帰りたがっているし、家で様子を見ることに。
息子の保育園には電話で知らせておいたので、病院からの帰りに保育園に寄り詳しい事情を説明しました。
担任の先生は涙目で
「今は大丈夫ですか?少しだけでも顔が見たいです」と言ってくださったので、
息子の顔を見に保育園の駐車場まで来てくださいました。
「ほんとによかった、また元気な姿がみれて・・」
先生が涙ながらに何度も息子を撫でてくださったのを覚えています。
その後、帰宅。
部屋は出てきたときのまんま。
朝の支度の途中のまま、この部屋だけ時間が止まっているようでした。
今朝のことを振り返ると現実味がなく、「てんかん」の可能性があるということも夢なんじゃないかな?と思う気持ちでいっぱいでした。
続きます。